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2006年12月19日 (火)

大日本史料総合データベース

前回の古記録フルテキストデータベースに続き、東京大学史料編纂所の便利なデータベースをもうひとつご紹介いたします。

大日本史料総合データベース ※リンク先はデータベースページ表紙

  • 東京大学史料編纂所作成
  • 東京大学史料編纂所データベース検索ページ内コンテンツ
  • 『大日本史料』の綱文・書名・索引語および本文(一部のみ)を検索

『大日本史料』とは、東京大学史料編纂所が1902年から連綿と編纂を続けている歴史書で、六国史以後の日本史上の事件等を時系列順に並べて見出しを付け(この見出しが「綱文」です)、関連する史料の記述原文をそのまま掲載しています。
収録範囲は仁和三[887]年から始まって2006年12月現在で元和八[1622]年まで、370冊以上が刊行されており、そのうち平安時代(~建久三[1192]年)に当たるのは第1編之1~第4編之4と補遺の計82冊。
数字を見ただけで目眩がしそうなほどの量です。

この膨大な史料群を検索可能にしたのが、大日本史料総合データベースです。
例えば、「藤原道長に関して掲載されている出来事が知りたい」と思ったら、キーワードに「藤原道長」と入力し、検索対象に綱文を指定すれば、藤原道長に関する出来事の綱文が一覧できます。
(検索対象に索引を指定すると、道長本人だけでなく道長の親や子供などの縁者に関する記述も抽出されるようです)
特定の事件について知りたい場合は、キーワードに綱文に含まれそうな言葉を入れるか、項目検索画面でその事件が起きた和暦年月日を入力し、綱文を検索対象に指定すればOKです。
綱文の検索結果一覧には、綱文の文言と年月日が表示されます。
更に個々の詳細データを開くと、『大日本史料』掲載ページ、掲載史料名などが確認できる他、[刊本]のボタンから『大日本史料』の該当ページ画像を閲覧することも可能です。
画像ファイルは古記録フルテキストデータベース同様tiff形式で、WindowsパソコンならOS付属のビューアーで表示できます。
ブラウザ上で前後のページに移動できる点も、古記録フルテキストデータベースと同じです。
『平安時代史事典』をはじめ、記述の根拠に『大日本史料』を挙げている資料は多いので、裏付けを取るために第○編之×の△△ページが見たい…というようなときも、このデータベースを使えばすぐに確認できます。
(尚、編/冊検索は半角数字、和暦年月日は全角数字で入力しないとエラーになりますのでご注意ください)

綱文と索引語の検索については、それぞれ編年史料綱文データベース・大日本史料索引データベースという別個のデータベースができていて、データベース間の連携によってこの総合データベースからの検索が可能になっているそうです。
その関係なのか、総合データベースの簡易検索画面下部の概要説明には
「索引語のデータベース連携は一部にとどまっています。」
との注記があり、索引データベースの一部機能は総合データベースからは利用できず、別途索引データベースを検索する必要があるようです。
(将来的には、別々に分かれているデータベースも統合され、総合データベースのインターフェイスですべての検索が可能になるのではないかと思われます)
その他、編によって索引語の採録基準が多少異なっていたり、部分的に収録されていない冊があったりするので、ご利用にあたっては概要説明とヘルプを一読なさることをお勧めいたします。

尚、2001年からはフルテキストデータベース化も試行されており、今のところ近年刊行の一部の掲載史料本文が試験的に検索可能になっています。
本文検索用のテキストデータは新規刊行分を中心に追加していく予定とのことなので、初期に刊行された平安時代の本文が検索可能になるのは当分先になりそうですが、今後のますますの充実が期待されるところです。

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